脳の神経細胞の過剰興奮によって引き起こされる、種々の発作を主徴とする病気です。 発作症状としては「不安感・不快感」といった精神症状から、「意識がなくなる」や「全身けいれん」に至るものまでさまざまな種類があります。
通常は意識消失を伴うため、心疾患・低血糖・椎骨脳底動脈血流不全・貧血などの内科的疾患の可能性もあります。そのためにまず、頭部MRI/MRA・血液検査・安静時心電図・24時間心電図などを行ってそれらの疾患を除外した上で、脳波検査で異常が認められた場合に「てんかん」と診断できます。
さらに、てんかんにはいくつかの類型があり、その類型ごとに使用する薬剤や経過が異なります。
このように、てんかん診療は高度な検査・治療技術が必要なため、専門医療機関が少ないことが問題です。 当院は開院当初からてんかん診療に力を入れており、長年の治療実績があります。